東京都の小池百合子知事は22日午後、都庁で臨時会見を行い、23日から26日までの4連休中は「外出をできるだけ控え、外出される場合は万全の準備を」と不要不急の外出自粛を呼びかけた。感染が拡大する現状について「第2波かどうかは分析が必要」としながら「第2波かも知れない、という心構えで」と強い警戒を呼び掛けた。

小池氏は都内の全事業者、全店舗に対して感染拡大防止のガイドラインの順守を示すステッカーを今月31日までに提示することを求め、「ステッカーのない店の利用を避けてもらいたい」と、強く要望した。

また小池氏は臨時会見前に警視庁を訪問し、接待を伴う風俗営業店への対応を協議した。警視庁の立ち入り検査などについては「できるだけすみやかに行う必要がある。方法については検討している」とした。

都内の新型コロナウイルスの感染者は22日、新たに238人が確認された。感染者が100人を上回るのは14日連続で、累計1万54人と、1万人を突破した。22日時点の同月累計は3829人と、これまで最多だった4月の3748人を上回っている。【大上悟】