大阪府の吉村洋文知事(45)は31日、新型コロナウイルス感染者の急増を受け、大阪市の繁華街・ミナミの接客や酒の提供を伴う飲食店などに休業要請する方針を明らかにした。

31日午後に開く府の対策本部会議で決定する。府庁で取材に応じた。

休業要請の期間は8月5日から20日まで。府の「感染防止宣言ステッカー」を掲示せず、感染対策をしていない店舗が対象。対策をしている店舗には時短営業を求める。

要請に応じた店には感染予防対策をしていることを条件に、大阪市が1日1万円、大阪府も同1万円の計1日2万円を支援する考えも示した。「感染がいちばん広がっているエリアに絞って対策を打つべきだ」と述べた。

補償については国に対して、市と府の1日2万円に上乗せする形で、国からの1日1万円の支援を要望していることも明かした。

府内では今月22日に初めて感染者が100人を超え、ほぼ連日100人を超えている。