神奈川県横浜市は10日、映画が大ヒット中のアニメ「鬼滅の刃」の主人公「竈門炭治郎」を名乗る人物から、現金3000円の寄付があったと発表した。

現金は2日午前、中区役所に郵送で届いたという。手書きの手紙も添えられ「少し速いですがクリスマスプレゼントです。世界中の子供達が笑顔でむかえられるクリスマスが来ますように」と書かれていた。

中区総務課長の梶原豊さんは「善意の気持ちは大切に使わせていただきたい」と話した。梶原さんは「鬼滅の刀」について「恥ずかしながら映画などは見ておらず、『竈門炭治郎』が読めなかった。もしかしたらと思ってすぐに調べた」と振り返った。手紙に「子どもたちが笑顔で…」と書かれていたことから、寄付は社会福祉協議会を通じ児童福祉に役立てたいとしている。

同封された手紙の最後には炭治郎とともに、アニメ「プリキュア」シリーズの人気キャラクター「星空みゆき」の名前もあった。市には2013~15年にも「星空みゆき」を名乗る人物から本や文房具などの寄付が相次いだ。【沢田直人】