米バイオテクノロジー製薬のモデルナは11月30日(日本時間12月1日)、開発中のコロナワクチンの緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請した。

欧州連合(EU)の規制当局にも、同日中に申請すると発表した。米国では米ファイザーに続いて2例目で、どちらもクリスマス前には接種開始できる可能性があるという。日本政府は、モデルナが開発に成功した場合、来年前半に2500万人分の供給を受ける契約を交わしている。

モデルナが公表した最終段階の臨床試験データによると、米国で約3万人にワクチンか偽薬を接種。うち196人で感染が確認されたが、185人が偽薬、11人がワクチンだった。同社は有効性は94・1%とし、深刻な副作用もなかったという。ワクチンは2回接種が必要。