日本医師会の中川俊男会長は6日、都内で定例会見を行い、この日東京都が発表した新型コロナウイルスの新規感染者数1591人、重症者数113人が、ともに過去最大となったことについて「まさに、非常に深刻な状況。非常事態宣言は当然、出てしかるべきだ」と強い危機感を示した。

その上で「(感染拡大の深刻さは)1都3県に限定したものではないことは、誰もが感じていることではないか」との認識を表明。感染状況の落ち着きが指摘される北海道に触れ「年末は危機的にあった。(対策による)効果が上がってきているが」と、述べた。

「感染爆発といってもいい状況になっており、深刻と思う。ただ深刻だからといってあきらめる状況ではない。都民や国民が団結し、感染を拡大させないという努力で、まだ間に合う状況だ」とも話し、国民に感染防止への協力を訴えた。