20日に退任した米国のトランプ前大統領夫妻の新たな住居となった、フロリダ州パームビーチにある会員制リゾート施設マー・ア・ラゴの上空で24日、「トランプ・ワースト・プレジデント・エバー（トランプは史上最悪の大統領）」と書かれたバナーを小型飛行機が掲げて飛行しているのが目撃された。

芸能情報サイトTMZが報じたもので、他にも「哀れな敗者のトランプはモスクワへ帰れ」と書かれたバナーを撮影した画像もSNSに投稿されている。ホワイトハウスから同施設に到着した際には多くの支持者に出迎えられて歓迎を受けたトランプ前大統領だが、施設のメンバーの一部からは退任後の居住地として利用するすることに反発の声も出ており、施設を離れる会員も出ていると伝えられている。

そんなトランプ前大統領は、退任後初めてとなる週末は地元でゴルフを楽しんだと英デイリー・メール紙が報じた。シークレット・サービスに囲まれて自身の選挙スローガン「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン（アメリカを再び偉大にする）」と書かれたトレードマークの赤いキャップをかぶってプレーする様子を伝えており、プレー中は自らゴルフカートを操縦する姿も見られた。

また、ゴルフ場前に米国旗を手に集まった支持者たちに車の中から笑顔で手を振るなど終始ご機嫌だったようだ。（ロサンゼルス＝千歳香奈子）