2月14日はバレンタインデー。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、百貨店のバレンタイン商戦が様変わりしている。従来の「対面」「長時間滞在」型から、「非接触」「分散」型へと売り方を変化させてきた。店頭での販売よりも前にオンラインショップをスタートさせるなど、「巣ごもり需要」を見越して、仕掛けも早い。新しい日常の中で、バレンタインも「新しい売り方」を試すことになりそうだ。

松屋銀座が、成人女性約3万2000人を対象にバレンタインに関するウェブでアンケートを行ったところ、バレンタインにチョコ購入を予定する人は全体の95・2%だった。

買う場所(複数回答可)は「百貨店」が最多で90・1%。「チョコ専門店」が38・3%、「スイーツショップ」が23・8%、「インターネット」が15・4%などだった。百貨店を選ぶ理由(同)については、「種類がたくさん」(81・7%)、「話題のお店がある」(44・5%)、「好きなブランドがある」(41%)など。「チョコ以外の買い物もしたい」(34・1%)、「昔から買っている」(22・7%)の回答もあった。

チョコ購入の目的については「自分へのご褒美」が62・4%と最も多く、「家族や親戚への義理チョコ」(59・5%)、「本命チョコ」(33・8%)を上回った。バレンタインであっても「ジカジュ(自家需要)」の傾向は、すっかり根付いたようだ。予算額も自分用は平均4077円。本命用3995円、友チョコ1333円、義理チョコ1182円を大きく上回った。