菅義偉首相は3日、官邸で記者団の取材に、1都3県に継続され、7日に解除期限が迫った緊急事態宣言について「2週間程度の延長が必要ではないかと考えている」と表明した。「いずれにしろ専門家、関係者のみなさんのご意見をうかがった上で最終的に私自身が判断をしたい」と加えたが、21日が目途とみられる解除延長は確実視される。5日午前に専門家らで構成される政府の諮問会議を招集し、同日午後の政府対策本部で決定し、正式発表される見込みだ。

1都3県の知事は3日午後、テレビ会議を開催し解除延長を要請する方向で調整していた。小池百合子都知事は「延長という考え方は、都の考え方とも一致しています。極めて重要な期間になると思いますので、これからも国と1都3県で連携しながらと思っております」と語った。