テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA(アベマ)」では、「将棋チャンネル」でオリジナル早指し対局番組の新シリーズ「第4回ABEMAトーナメント」(非公式戦)の開催を決定した。それに際して、トップ棋士14人によるドラフト会議の模様を27日午後7時から配信する。

この企画は、昨年4月に配信した前回に続く対局。優勝賞金1000万円をかけ、将棋界唯一のドラフト会議を経て決定したチーム3人による団体戦で争う。前回は将棋界初のドラフトの末、決定した全12チームによる戦いが5カ月にわたり繰り広げられた。超早指しのスピード感に加え、チームオリジナルのTシャツを作ったり、「モグモグタイム」で共通のおやつを食べるなど、団体戦だからこその絆も生まれた。

今回は団体戦をさらにパワーアップ。リーダーとして初参戦となる藤井聡太2冠(王位・棋聖=18)をはじめ、渡辺明名人(棋王・王将=36)豊島将之竜王(叡王=30)永瀬拓矢王座(28)、羽生善治九段(50)ら14人がチームリーダーとしてドラフト会議を行い、棋士を指名する。さらにドラフト会議後に行われる、大会出場権をかけたエントリートーナメントで勝ち抜いた上位3人が、15番目のチームとして特別参戦する。

対局には、羽生九段発想の「AbemaTVルール」を採用。持ち時間各5分で始め、1手指すごとに5秒が加算される。持ち時間が切れると負けとなる。決着まで約30分と、初心者にも楽しみやすい素早い展開に注目だ。

団体戦は、3人1組。計15チームが各3チーム、5つのリーグに分かれての総当たり戦。このうち、上位2チームが本戦トーナメント進出する。チーム戦は、先に5勝すれば勝ち抜けとし、対局ごとにオーダー会議を実施し、対局の順番を決める方式で行う。