星出彰彦宇宙飛行士(52)が8日、最終訓練中の米テキサス州ヒューストンから、井上信治宇宙政策担当相をオンライン表敬した。

星出さんは日本時間22日午後7時11分(予定)、民間宇宙飛行船クルードラゴンに搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)で3度目の長期滞在(約5カ月間)に臨む。

現在、ISSに滞在中の野口聡一宇宙飛行士と同時滞在し、今回は若田光一宇宙飛行士以来、2人目の日本人船長を務める。星出さんは「7人の宇宙飛行士を束ねる役割に担う。創薬や健康長寿につながる実験、超小型衛星の放出など、野口宇宙飛行士からバトンを引き継ぐような形でいろんな研究開発をしながら将来の月、火星探査へ向けて、しっかりとミッションを安全に遂行したい」と意気込みを語った。

井上氏は「私も星出さんと同世代。アポロの月面着陸のあった1969年生まれ。宇宙飛行士に、私もなりたかったんですけど、なれなかったものですから(笑い)」と、宇宙飛行士への憧れを語った。

そして「野口さんがツイッターなんかで発信していただいて大変、人気ですから、ぜひ星出さんも、発信を滞在中にやっていただければありがたい、特に将来を担う子どもたちが、さらに宇宙への関心を高めて、わくわくできるような活躍をお祈りします」とエールを送った。