東京五輪の聖火リレーは10日、和歌山県で2日目を迎え、元体操日本代表の田中和仁氏が、第1走者を務めた。9日の最終走者は妹の理恵氏が走り、日をまたいで兄妹で聖火をつないだ。家族で「200メートルを楽しもう」と話していたことを明かし、和仁氏は「僕自身が昨日じゃなくて良かった。今日は日差しがあって温かかったし(昨日の)夜は寒かったんじゃないかな?」とおどけた表情で話した。

◆10日の聖火リレー 和歌山県で2日目を迎えた。元体操日本代表の田中和仁氏が和歌山城前からスタート。紀の川市では元柔道日本代表の薪谷翠氏、橋本市では歌手坂本冬美、元日本生命野球部監督の杉浦正則氏が走った。11日は奈良県に入り、橿原市の飛鳥・藤原京や、田原本町の唐古鍵遺跡などを巡る。五條市から始まり元巨人の鈴木康友氏、十津川村ではタレントの松井絵里奈、天理市では84年ロサンゼルス五輪金メダリストの細川伸二氏が走る。