囲碁の最年少プロ、仲邑菫二段(12)が初の本戦ベスト4入りを果たした。28日、大阪市「関西棋院」で行われた第8期会津中央病院・女流立葵杯本戦1回戦で、221手までで小西和子八段(48)に黒番(先手)中押し勝ちした。

12歳1カ月での本戦ベスト4は史上最年少。女流棋戦では、2014年(平26)5月、立葵杯の前身である第1回会津中央病院杯で藤沢が達成した15歳8カ月を大きく上回る。若手限定戦でも一力遼二段(当時)が12年7月、第37期新人王戦で達成した15歳0カ月を上回る。全棋士参加でも72年7月、第16期首相杯争奪講談社トーナメントで趙治勲五段(当時)が勝ち上がった16歳1カ月を更新した。

立葵杯本戦は8人による勝ち抜き戦。藤沢里菜立葵杯(女流本因坊・女流名人=22)への挑戦権を目指す。準決勝からは福島県会津若松市に場所を移し、5月22日に準決勝、翌23日に決勝を開催する予定。