東京五輪の聖火リレーは1日、全国18府県目となる沖縄県で行われた。

新型コロナウイルス感染症拡大を受け、公道でのリレーを中止。名護市民会館周辺と離島の石垣市で開催された。ボクシング元世界王者でタレントの具志堅用高(65)は、石垣市で軽快な走りを見せた。沿道から力強い声援が送られると「みんなありがとう」と笑顔で答えた。走り終えて「聖火ランナーは夢でした。世界チャンピオンになれた時もうれしかったけど、今日の観客を見たらそれ以来の気持ちだと思います」と振り返った。

 

◆1日の聖火リレー 移動日の中2日を空け、沖縄県に入った。15市町を対象とする「まん延防止等重点措置」の適用を受け、本島では公道でのリレーの実施を取りやめた。無観客で名護市民会館周辺を周回し、国道沿いには目隠し用の白い幕が張られた。お笑いコンビ、ガレッジセールのゴリ、人気バンドのHYのメンバーが登場。離島の石垣市ではボクシング元世界王者でタレントの具志堅用高がランナーを務めた。2日は糸満市の平和祈念公園で行われる。宮古島市では全面中止となり、代替措置のない全国初めてのケースとなる。