日本一周をしていたクルーズ船「にっぽん丸」が新型コロナウイルス感染拡大の影響で運航を中止し、3日、横浜港に帰港した。運航する商船三井客船によると、乗客乗員計約480人に感染は確認されていないが、クルーズ船「飛鳥2」(郵船クルーズ)で乗客1人の感染が判明した後の1日に横浜市から中止要請があり、大分県の佐伯港から引き返した。

にっぽん丸のクルーズは4月29日に横浜を出発した「ゴールデンウイーク日本一周クルーズ」で、九州、北海道などをめぐり8日に帰港予定だった。出発前に加え、出港後にも検査を行い、いずれも全員に感染の疑いはなかったという。