東京都の小池百合子知事は6日、緊急事態宣言の延長を政府に要請した。都庁で埼玉、千葉、神奈川の県知事と「1都3県テレビ会議」を行い、3県のまん延防止等重点措置とともに共同要請を決定。「解除できる状況ではない。人流の抑制、飲食店等での感染を防ぐことを引き続き進めていかないといけない。なかなか(措置も)緩める状況にはない」。11日までだった期間は、31日までの希望に足並みをそろえた。

この日、都では新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開き、専門家とも意見交換した。変異株「N501Y」の割合が67・9%まで拡大しただけでなく、インドで増加している新たな「L452R」も、5例の確認が報告された。「変異株の入れ替わり、新規感染者数、医療提供体制と、厳しい局面に直面している。予断を許さない」と気を引き締め直した。