青学大陸上部長距離の原晋監督(54)が9日、ランニング&ウオーキングの新しい運動習慣をつくる「BANATHON(バナソン)」キャンペーンの大会に参加し、市民ランナーに声援を送った。

ドールが主催し、専用アプリを使ってバナナ型になる走行ルートを作成し、実際に走った画像をツイッターに投稿するというオンライン形式のイベント。原監督は特別ゲストトレーナーとして登場し、専用アプリを使った音声配信で参加者を激励した。

原監督は「皆さん、笑顔を忘れないでくださいね。スマイル・ランですよ~」と呼びかけたり、「走る姿勢は大切。スマホを見るように猫背になりがちです。姿勢よく、なめらかに、肩甲骨周りを大きく動かしてみてください」などとアドバイスを送っていた。

ドールが3月に全国の20~70代の男女1万人を対象に「コロナ禍でのスポーツ実態全国調査」を実施したところ、65・3%が「体力の低下を実感」と答え、そのうち約9割が「運動量や運動頻度を増やしたい」と回答した。また、マラソンやランニング、ウオーキングを週1回以上行うランナー&ウオーカー300人の調査では、半数を超える51・3%がコロナ禍により「楽しめていない」と感じ、48%が「仲間と喜びを共有したい」と答えた。

この結果を受け、同社ではオンラインで誰でも楽しめる新しい運動習慣「バナソン」を実施するに至った。スマートフォンとアプリ「ライブラン」があれば、誰でもどこからでも参加できる。大会はこの日で7回目。6月20日予定の最終19回大会は有森裕子さん(54)がゲスト参加する。