自民党の三原じゅん子厚労副大臣は18日午前の参院厚生労働委員会の冒頭で、13日午後の同委員会を約30分遅刻したことの経緯を説明し、田村憲久厚労相とともに陳謝した。

三原氏は「国会会期中は国会対応優先という中で、審議中に他の公務により離席し、本委員会の審議に迷惑をおかけしたことについて、おわび申し上げます」と謝罪した。

三原氏は、厚労省で開催された「コロナの雇用女性支援プロジェクトチーム」の会合に出席した。そのため、13日午後の同委員会を開会から欠席したが、連絡を受けて委員会室に戻って来た。会合は「13日の13時から15時までとしておりました。この時間帯に委員会を離席することについて事前に数回にわたり、(担当)理事に相談し、差し支えない旨、了承をいただいたものと受け止めていた」などと釈明した。

三原氏の欠席は事前通告がされておらず、野党から無断遅刻による委員会軽視と猛反発を受け、委員会はストップ。予定されていた医療法改正案の採決は見送りとなっていた。三原氏は17日の参院厚生労働委員会の理事懇談会で、遅刻したことを陳謝した。これを受け、野党側は医療法改正案の採決について、改めて協議することで合意した。