ロシアとウクライナがトランプ米大統領の仲介で合意した3日間の停戦期間が9日午前0時(日本時間午前6時)から始まった。ロシア側が警戒していた9日のモスクワでの軍事パレードに対する攻撃はなかったが、双方が攻撃を続け停戦の実効性には疑問が残る。ロシアのウシャコフ大統領補佐官は、停戦期間は11日までで延長の話はないと述べた。
ウクライナ軍参謀本部はロシアとの間で9日に121回の戦闘が起きたと発表。東部ドニプロペトロウスク州の地元当局によると、1人がロシア軍の無人機攻撃で死亡した。
ロシアメディアによると、ロシア南部チェチェン共和国や西部ベルゴロド州でも、ウクライナ軍の無人機攻撃で子どもを含む複数人が負傷した。
ロシアのプーチン大統領は9日の記者会見で、対ドイツ戦勝記念日に合わせた軍事パレードへのウクライナによる妨害を念頭に、ロシアが報復攻撃する可能性も含めて事前に米国や中国、インドと協議したと説明。モスクワ、キーウの安全確保のためトランプ氏が停戦を発表したという。
戦車や弾道ミサイルなどの大型兵器がパレードに不参加だった理由については「敵を最終的に撃破することに注力する必要があった」と指摘。ウクライナ侵攻は「終わりに近づいている」と述べ、強気な姿勢を示した。(共同)

