自民党の女性局専用の宣伝カーが完成して16日午後に党本部で納車式が行われた。大きな特徴は大型ワンボックスカーの後部左右が開閉式の大型ガラスサッシ窓に改造されている。移動しながら、後部席から演説やあいさつなどが可能なシースルー仕様で、通常の屋根部分からの街宣も可能となっている。

二階俊博幹事長の発案で誕生したもので、二階氏は「女性も言うだけでは、だめなんです。この宣伝カーが遊んでいるようなことではだめなんです」と、野田聖子幹事長代行ら勢ぞろいした女性議員に、はっぱをかけた。そして「常に全国各地を回って、あらゆる選挙で接戦を制する場合には、この宣伝カーがいる。この宣伝カーが来た場合には、たいがい負けだ、と相手が思うような宣伝カーに」と気勢を上げた。宣伝カーは東京都議選(25日告示、7月4日投開票)でデビューし、次期衆院選にも投入される予定だ。