東京都の小池百合子知事(68)が2日、都庁での「定例記者会見」で、10日ぶりに公の場に復帰した。

小池氏は会場の扉が開くと、約200人が集まった報道陣を確認し「わ~すごい」と入場。1歩1歩ゆっくりと歩き、両手で体を支えるように慎重に用意された席に座ると、「ふわあ」と大きなため息。少しつらそうな表情で始まった。

「東京都にとって今ほど重要な時期はないと思っている。たくさんの方にご心配、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。医師の方々には大変お世話になりました」と謝罪。さらに「都庁の職員と力を合わせ頑張っていきたい。もしかしたら、どこかでバタッと倒れているかもしれませんが、それも本望だと思っています」と、少し笑顔も見せた。

都は当初、体調を考慮して中止することを決定していたが、急きょ開始時刻を午後2時から同4時に変更して実施した。

都は6月22日夜、小池氏が「過度の疲労」を理由に入院したと発表。同30日に退院したと公表していた。小池氏は6月22日夜に「過度の疲労」を理由に入院。医師の判断のもとに1日以降は一定期間のテレワークでの公務を予定していた。

前日7月1日には新型コロナウイルスの感染状況などを専門家らと意見交換するモニタリング会議に自宅からオンライン参加し、公務に復帰していた。