衆院選最初の週末となった23日、立憲民主党の枝野幸男代表がスポーツ紙とのインタビューに応じた。立民を中心とした野党共闘は全国289選挙区中217選挙区で候補者を一本化した。

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枝野氏 想定していた以上の効果を招いている。受け皿が分かりやすくなった。構造が見えやすくなったことに対して好意的に受け止めていただいている。

野党共闘を巡り、東京8区では、れいわ新選組の山本太郎代表が出馬撤回するドタバタ劇があった。比例代表で出馬した山本氏との応援コラボは?

枝野氏 条件が、ぴったりはまるようなことがあれば否定しませんが、今のところは計画はありません。今後の状況次第です。

19日公示から全国遊説で飛び回り、地元の埼玉5区(さいたま市)で自身の街頭活動は行えていない。

枝野氏 今のところ予定はありません。4年前は最終日に党全体の大演説会を締めた後でぎりぎり(午後)8時ちょっと前に戻れた。それができるかな、と模索しているところです。まずは1人でも多くの仲間に当選してもらえるように頑張るのが私の役割と思う。

熱烈な阪神ファン

枝野氏 想定を超える頑張りをされて(笑い)優勝争いに残っている。気にはなるんですけど、さすがに選挙中、追っかけられなくて。党の状況とかぶる? 野球とは違うかも(笑い)。

政界随一のアイドルオタクとして、勝負曲にはAKB48「チャンスの順番」をイチ押しする。

枝野氏 欅坂46の「不協和音」は4年前の政治状況にあまりにも、ぴたっとはまっていた。希望や未来が明るくなるような、そういうポジティブな歌詞のアイドル歌謡が基本的には、ずっと好きなので「チャンスの順番」は5、6年前、うちが本当にどん底の時、あの曲で励まされてました。

スマホの着信音も「夜明けまで強がらなくていい」。

すぐに夜明けが来る、という歌詞の締めですよね。まさに、こんな気分ですね。子供の英才教育がうまくいってですね(笑い)、双子の息子の1人が坂オタ(乃木坂、欅坂、日向坂のファン)」(笑い)。

チャンスの順番は、必ず回ってくる。【取材、構成・大上悟】