衆院選は30日、選挙戦最終日を迎え、日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)、吉村洋文副代表(大阪府知事)が維新の聖地でもある大阪・なんばの高島屋前で「最後のお願い」を行った。

松井氏は「昭和のままのやり方を変えるには令和にふさわしいメンバーが永田町でメスを入れなければ、変わらない。国会で法律を出す力を与えてもらいたい」。大阪府・市での改革実績をアピールし、国政での「身を切る改革」を訴え、解散時の10議席から予算を伴わない法案を単独で提出できる21議席の獲得を目標にした。

吉村氏は「自民党は強いが、ちょっと自民党に一泡を吹かせたい」と熱弁を振るい、一呼吸置いて「ああ、すいません、一泡を吹かせたいのは自民党だけではありません。辻元清美さんでした。難攻不落の辻元さん。ぜひ維新の会をよろしくお願いします」と言葉を足した。

街頭演説後、取材に応じた吉村氏は全国を遊説した際の「吉村人気」について「応援していただけるのはうれしい。それがパワーの原動力になった。ただ全国的には維新は厳しい。地に足がついた活動をしていかなければとあらためて思った」と話した。