衆院選が投開票された31日、自民党の岸田文雄首相は午後9時40分ごろ、自民党本部の開票センターで、用意された立候補者ボード前に立ち、当選確実を示す赤いバラ付けを行った。

北海道6区の東国幹氏を皮切りに、まずは85人に時折笑顔を見せながら、花を付けた。最後は党幹部全員で登壇し、山梨2区の堀内詔子ワクチン相へのバラ付けで、一時中断しした。

岸田氏は自公での議席過半数獲得が見込まれる状況に、「まだ開票途中ですが、自公で過半数を獲得出来たのであれば、国民の皆様に信任をいただけたのかなと思っています」。一方、自民党としての議席を大幅に減らした現状には「政権運営にどう影響していくのか、冷静に分析していかないといけない。選挙区によって状況はさまざま。原因はこうだというのは難しい」と受け止めた。新政権で任命した閣僚に関しては「今の閣僚も役員もスタートしたばかり。基本的に変えることは考えていない」と言及した。【鎌田直秀】