年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日、都内で行われ、トップ10に「Z世代」が選出された。

【2021流行語大賞】年間大賞はリアル二刀流/ショータイム/まとめ>

X世代、Y世代に次ぐ、1990年代後半~2000年代生まれの人のこと。もとは米国で誕生した概念で、デジタルネーティブで若者世代の代名詞でもある。

「NPO法人あなたのいばしょ」大空幸星(こうき)理事長は、Z世代の7人とともに登壇し、「Zポーズ」で喜びを表現した。大空理事長は「私たちZ世代に求められていることは、分断を乗り越えて共創社会をつくっていけるか。受賞を機に、そういうことを伝えていけたらいい」とあいさつした。

選考理由は以下の通り。

1900年代後半~2000年代に生まれた現在10~20代前半がそう呼ばれる。この世代を象徴するものは何かというと、それはもうスマホである。「スマホ」が新語・流行語大賞を受賞したのが2011年、小学生の時には手に持つおもちゃはスマホだった世代だ。スマホは、世界をつなぐ。世界の皆が同じアプリを使い同じものを見て同じものをおもしろいと思う。動画なので言葉はいらない。この実際を見せてくれたのは、スケボー女子たちだ。4つのメダルを獲得した彼女らは世界のプレー仲間と練習の技を動画で撮ってシェアするのだそう。技は盗むもの、秘密にするものだと思っていた時代はもう古い。シェアしてお互いを「いいね!」し、自分も挑戦し、出来たらまたシェアし、一緒に喜び高めていくのだという。まさに理想のライバル関係を見せてくれた。Z世代が世界の指導者になる時代、シェアシェアで機密事項は何もなく、国同士「いいね!」しあって安全保障なんていらなくなっている、なんていう未来が来てほしい。