東京・上野動物園は22日、双子のジャイアントパンダについて近況を報告した。双子は、母親シンシンとともに西園「パンダのもり」ですごしている。同園が21日に毎日の生活に刺激と変化を与える試みとして、室内展示室のプールに氷を入れて与えたところ、興味津々。双子にとっては氷に接するのは初めてだったが、雌のレイレイはすぐに触ったり、体にこすりつけたりした。雄のシャオシャオは木に登って様子をうかがい、そのまま寝てしまったが、しばらくすると木から降りてきて、同じように氷に触ったり上に乗ったりしたという。

シンシンも氷の上に座って竹を食べたり、氷をかじったり、氷の上で2頭一緒に授乳したりした。

双子はともに健康。日中はよく運動場の木に登ったり、じゃれあったり、木の上で休息したりしている。体重も順調に増えており、21日=243日齢時点で、シャオシャオは18・6キロ、レイレイは17・75キロになっている。