日本共産党の小池晃書記局長は28日、今夏の参院選で立憲民主党と候補者の一本化調整について「参院選の1人区は最大限、一本化をしたい。話し合いで一致できるところを探したい」などと柔軟な姿勢で臨むことを明らかにした。立民は27日の党大会で泉健太代表が、共産党との選挙協力について「よく話し合わなくてはならない」としたことに小池氏は「とても大事な発言」と評価したが、両者の協議は進展していない。

一方、国民民主党は小池百合子東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会(都民ファ)」と、都民ファが国政進出へ設立した政治団体「ファーストの会」と新型コロナウイルス対策など6分野の共通政策を発表。玉木雄一郎代表は参院選で都民ファとの統一候補擁立を公言しており、会見した大塚耕平政調会長は「参院選を協力して戦う、臨む上でのハードルをひとつ越えた」と、連携進展をアピールした。【大上悟】