秋篠宮ご夫妻の長女眞子さん(30)の夫、小室圭さん(30)が、2月に再受験していた米ニューヨーク州の司法試験で不合格だったことが15日、分かった。今年7月26、27日に予定される次回試験に三度挑戦するとみられるが、一層厳しい展開となり、仕事やビザなど、眞子さんと思い描いていた生活設計への影響もありそうだ。

同州司法試験委員会は14日(日本時間15日)、合格者リストをサイトで公表したが、「K」の欄に小室さんに相当する名前はなかった。今回は計3068人が受験し、1378人が合格。全体の合格率は45%で、昨年7月の63%から大幅に下がった。小室さんのような再受験者の合格率も、初受験より低い傾向。今回の再受験は1610人で、合格率は30%。これに対して初受験の合格率は61%だった。試験は、計400点中266点を取れば合格する。

小室さんは18年に渡米。昨年5月に米フォーダム大ロースクールを修了し、7月に司法試験に初挑戦したが、10月の結婚直後に不合格が判明。現地の法律事務所で法務助手として働きながら、弁護士資格取得を目指してきたが、再び大きな誤算が生じ、生活安定の見通しは不透明なままだ。

勤務先の法律事務所は弁護士資格取得を前提とした雇用の可能性もあり、2度の不合格で、その影響の有無が焦点。小室さんが米国に滞在し働き続けるための、ビザなどの状況も明らかになっていない。現在は学生ビザF-1のOPTという制度で働いているとの見方が根強いが、その場合は早ければ5月にもOPT期間が終了するとみられ、一般的には就労ビザに切り替える必要がある。普通はH-1Bビザだが、抽選制で、移民局は今年10月からの同ビザについて、申請と抽選は今年3月末までに終了としている。一般的に弁護士資格を取得しなければ同ビザ取得は難しいが、仮に小室さんの勤務先が申請し当選していれば、試験結果に関係なく、OPT終了後、10月までの間も滞在、就労を継続できる可能性があることになる。

就労ビザのめどが立っていない場合、米国のビザに詳しいイデア・パートナーズ法律事務所は「OPT終了前までにまた学校に入り、その学校がI-20という入学許可証を発行すれば、滞在ステータスは維持でき、働くことはできないが、米国に残ることはできる」との選択肢の可能性も示した。また眞子さんが何らかのビザを取得し、小室さんがその配偶者資格で滞在を継続することも可能とも指摘する。

眞子さんは最近、マンハッタンのメトロポリタン美術館(MET)でボランティアを始めたとの情報がある。METのサイト内で紹介されている、日本の絵画に添えられた2月3日付の解説の文末に「Mako Komuro」の署名が確認できる。例えば、教育、科学、芸術などの分野の研究者や教育関係者を対象にしたビザには、J1という交流プログラムを目的としたものもある。

小室夫妻の今後の動向が注目される。