将棋の渡辺明名人(38)に斎藤慎太郎八段(29)が挑戦、渡辺が2勝1敗とリードして迎えた第80期名人戦7番勝負第4局が20日、山口市「名勝 山水園」で再開した。渡辺が3連覇に王手をかけるか、2期連続挑戦の斎藤が初の名人奪取にタイに持ち込むか。

この日の朝は斎藤が対局室に入った後、渡辺が着座。記録の徳田拳士四段が前日の手順を読み上げ、盤上に再現した。立会人の桐山清澄九段が封筒を開け「封じ手は先手8八香です」と読み上げた。注目の大一番が2日目を迎えた。

持ち時間は各9時間の2日制。昼食休憩を挟み、夜までに決着する見込み。