遊説中に銃撃を受けて死亡した自民党の安倍晋三元首相が緊急搬送された奈良県立医科大付属病院(橿原市)が午後6時すぎから会見を行った。死亡時間は午後5時3分、死因は失血死と発表された。

午後0時20分の搬送から約4時間30分、治療にあたった福島英賢救急医学教授は「かなり厳しい状態だった。撃たれた現場で心肺停止の状態だった。大量に出血し、完全に止血ができなかった」などと説明した。

元首相は外来処置室に運ばれ、最初は10人態勢、最終的には20人態勢で大量の輸血や治療を行ったが心拍は再開しなかった。

元首相の命を奪った弾丸は首前部2カ所に銃創があり、心臓心室の壁を損傷していたと説明した。

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