今年12月に予定されている宮崎県知事選への出馬を検討していることが分かった前宮崎県知事のタレント東国原英夫氏(64)が25日、TBSの情報番組「ゴゴスマ」に生出演した。

出馬の意向について司会者の石井亮次キャスターに「どうなんでしょうか?」と振られた東国原氏は「札はないの?」と「○」「×」の手持ち札を要求するジョークで応対したが、石井キャスターから「グルメのコーナーではない」とたしなめれた。

あらためて居ずまいをただした東国原氏は「これね、ウオーキングしていたら電話が掛かってきて、いろんな政治の話をして、私は一般論を話したんです」と断りながら「宮崎の一部の有志の方々から出てくれないか、というオファーがきているのは事実です」と宮崎県知事選への立候補要請は届いていると認めた。

東国原氏は、現在の気持ちについて「今はニュートラルな気持ちで俯瞰(ふかん)させていただいております」と返答した。

また、安倍晋三元首相が凶弾に倒れた件については「安倍さんのあの事件は、やっぱりね、国民の多くの方がそうだったと思いますけれども、ショックでした。政治家はここまで命を張るんだ、とある種感動しましたね」と語った。ただ、たけし軍団の後輩の水道橋博士氏が参院選でれいわ新選組から比例代表で初当選したことについては「水道橋に刺激された。一切ないです」と話した。

東国原氏は9月で65歳になることについても「男性の健康寿命は72歳ぐらいと思っている。政治家もそのぐらいだと思っている」と話し「今回の参院選でビックリしたのは74歳の中条きよしさんと猪瀬直樹さんが当選した。あー、これビックリしましたね」と感心するように語った。

同じく出演者のタレント大久保佳代子から出馬を問われ「ニュートラルです」と答えたが、大久保に「ゼロですか?」とすぐに切り替えされ、困ったような表情で「ゼロとは言い切れないね」と絞りだすように出馬への気持ちを否定しなかった。