囲碁の仲邑菫二段(13)が25日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれた第41期女流本因坊戦本戦トーナメント準々決勝で上野梨紗二段(16)を下し、このタイトル戦で初のベスト4進出を決めた。劣勢から盛り返して激戦に持ち込んだ。「1手間違えたら終わりのきわどい勝負だった」という中盤をうまくしのぎ、最後はリードを奪うと押し切った。「内容的に運が良かった」。

17日の第7回扇興杯決勝では逆転で優勝と初タイトルを逃した。「忘れるのが早いので、忘れています」と笑う。

準決勝は上野愛咲美女流立葵杯・女流棋聖(20)と対戦する。今年3月の女流名人戦挑決リーグで勝って以来となる。「わくわくしています。楽しみです」。