世界的ブランド「ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)」(本社・東京都渋谷区)で知られる、ファッションデザイナーで文化勲章受章者の三宅一生さんが5日に肝細胞がんで死去した。84歳だった。同社が9日明らかにした。広島市出身。葬儀は既に執り行われた。故人の遺志により告別式やお別れの会は行わない。

三宅さんは多摩美術大卒業。70年に「三宅デザイン事務所」を設立。71年にニューヨーク、73年にフランス・パリでイッセイミヤケのコレクションを発表した。74年に1号店を東京・外苑前にオープンし、75年にはパリに海外1号店を開いた。身体と衣服との関係性を追究する「一枚の布」の発想が世界中で大きな反響を呼んだ。

99年にブランドのデザイナーを後進に譲った後も、積極的に新規プロジェクトに取り組んだ。05年には高松宮殿下記念世界文化賞、06年には京都賞など数々の賞を受けた。