れいわ新選組の山本太郎代表(47)が30日、東京・永田町で会見した。10月3日の臨時国会を前に自民党の細田博之衆院議長(78)の世界平和統一家庭連合(旧統一協会)との関係が話題となっていることに危機感を示した。

山本氏は「(自民党は)もうこの話題でどこまで引っ張るかというのを考えていると思う。安倍元首相の国葬と旧統一協会についての問題に注目が集まれば70日近い国会期間(正確には69日間)のうち何日かは消費されてしまう」と語り「その同じ熱量で経済政策について審議してほしい」と述べた。

山本代表は「消費税減税ということで野党各党で手をつなげそう」と話し「だって、参院選のマニフェストに減税ってみんな入れていたじゃないですか。当然、これ国会で求めていくのが当たり前でしょ」と述べた。

また、この会見の冒頭、11日の沖縄・宜野湾市議選で同党公認候補で2位で初当選した元教員の新人、プリティ宮城ちえ(63、本名・宮城千恵)氏の投資詐欺への関与疑惑が持ち上がっていることについて山本氏は「党として12日から、宮城本人にも聞き取りをして調査した結果、詐欺には関与しておらず、宮城も300万円の損失のある被害者であることが分かった」とし、党除籍などの処分は行わないと発表した。