千葉県警は6日午後、千葉県市川市の旧江戸川で10月4日午後に見つかった遺体が、9月23日から行方不明になっている同県松戸市の南朝芽さん(7)と確認したと発表した。DNA型鑑定を行い、両親とDNA型が一致したことから親子関係に矛盾がないとの結果が出た。遺体の身長、推定年齢、着衣なども含めて総合的に判断した。家族にも鑑定結果を伝えた。引き続き、事件と事故の両面で捜査する。

南さんは9月23日午前11時半ごろ、母親と自宅近くの公園に行こうとして1人で先に家を出た。約5分後に母親が追いかけたが、公園には姿が見られず、行方不明となった。同24日午前に江戸川河川敷で靴と靴下が、同28日に川の下流の取水口で帽子が発見された。10月4日午後には、靴などがあった河川敷から約15キロ南の江戸川から分岐する旧江戸川で、遺体が見つかった。遺体は死後1~2週間経過しており、溺死の可能性がある。事件性をうかがわせるような目立った外傷はなかった。身体的特徴や服装が南さんと似ており、関連を調べていた。