れいわ新選組の山本太郎代表(47)は1日、記者会見で所属する水道橋博士参院議員(60)がうつ病と診断されて自宅療養中で、議員活動を休職すると明らかにした。山本氏によると、10月21日、水道橋博士氏から「深刻なうつ状態にある」と電話連絡が入ったという。

医師の診察を受けた水道橋博士氏について山本氏は「先週、博士に対して医師からドクターストップが出ました。年内の仕事は難しいという診断だった」とした。そして「博士は辞職したい、と医師に直接伝えたそうなんですが、今の状態で、そういった判断をするのは良くないと、医師からの助言を受けて休職する運びになった」と説明し、同24日以降の議員活動を白紙とした。

水道橋博士氏は芸能界で漫才コンビ、浅草キッドとして活動した際の2018年にも過労による体調不良で休養しており、山本氏は「過去にも、うつ病による休養の経験があることを公表している」としている。水道橋博士氏のツイッターは10月21日を最後に更新されておらず現在は「自宅療養している」(山本氏)。

水道橋博士氏は今年5月に参院選出馬を表明し、7月に比例代表で初当選した。同じ芸能界出身の山本氏は「60歳を迎えて転職、国会論戦に挑むという大きなプレッシャーもあったんだろうと思う。博士の心身に与えた大きな負担があったんだろうと考えます。そのことに気づけなかったということに非常に申し訳なく思っています」と語った。

この日は参院内閣委員会で国会質疑デビューの予定だったが、体調不良を理由に欠席(棄権)した。今後は参議院に休職手続きを申請する。復職を含めた今後について山本氏は「病状次第です」とした。【大上悟】