自民党の生稲晃子参院議員が17日、参院厚労委員会で質疑デビューした。新型コロナ感染の「第8波」到来とみられる中で、自身の子供がコロナ感染した体験から「感染者が多い時期で入院できず自宅療養だった。おかしくなったら救急車を、という医師のお話だったんですが、どうなったら呼んでいいのか判断できなかった」と加藤勝信厚労相らに対策強化を訴えた。

生稲氏はアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで、7月の参院選の東京選挙区に出馬し、初当選した。約25分間の初質疑を終えた生稲氏は「自分では精いっぱいやっただけ。時間内に収められるか、自分の言っていることが、ご理解いただいているかだけが心配でした」と振り返った。

当選同期で日本維新の会の中条きよし参院議員が15日、2度目の質疑で新曲CDのPRなどを行ったとして党から厳重注意を受け、16日に謝罪会見を行ったばかり。同じ芸能界出身者として「気をつけて、自分なりに努めていきたい」と述べた。