将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける、第35期竜王戦7番勝負第6局が2日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で始まり、午後12時30分になり、昼食休憩に入った。ここまでの消費時間は藤井が1時間49分、広瀬は1時2分。

戦型は角換わり。先手の藤井が深い研究手をぶつけ、仕掛ける展開になった。

藤井の勝負メシは「黒豚カツカレー(サラダ、福神漬け)」。使われている「かごしま黒豚」は、脂身が白く甘みがあり、繊維質が少ないのが特長だ。藤井は「カツで勝負」に出た。

広瀬は「鹿児島黒牛膳」を注文。「鹿児島黒牛」は、「神戸ビーフ」や「松阪牛」などと並ぶ全国区のブランド。きめ細かい霜降りが特長だ。

両者ともしっかりと栄養補給し、午後の対局に備えた。

対局は持ち時間は各8時間の2日制。1日目は昼食休憩をはさみ、夕方に封じ手をする。2日目は3日午前9時に再開する。