新春恒例の皇居での一般参賀が2日、行われ、天皇陛下がお言葉を述べられた。新型コロナウイルス感染拡大を受けて2021年、2022年は中止されており、3年ぶりの開催となった。

天皇陛下は「新年おめでとうございます。この3年近くにわたり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大などによって、皆さんには多くのご苦労があったことと思います。3年の月日を経て、今日こうして皆さんといっしょに新年を祝うことを誠にうれしく思います」「いろいろ大変なこともあるかと思いますが、本年が皆さんにとって安らかでよい年となるよう、願っています」と述べられた。「年のはじめにあたり、我が国と世界の人々の幸せを祈ります」とも語り、お言葉の後は、皇后さまや、皇族方とともに笑顔で手を振られた。

一般参賀には、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが、初めて参加した、愛子さまは水色のドレス姿だった。また、秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまは、鮮やかな赤のお召し物だった。上皇ご夫妻も参加し、元気そうな姿をみせられた。

両陛下、皇族方はいずれもマスクを着用してのお出ましとなった。

この日の一般参賀は午前3回、午後3回の計6回行われる。新型コロナ対応のため、参加者は、事前の申し込みを受けて抽選で選ばれた約9600人。