国際社会の強い批判にもかかわらずウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領をかたる人物から、日本国内の関係者らに「年賀状」が届いていることが15日、分かった。

あいさつ文の文言はロシア語ではなく日本語。軍服を着たプーチン氏の写真やサインの下には、クレムリンの住所とみられるロシア語が印刷されている。

「明けましておめでとう御座居ます」で始まるあいさつ文は、ウクライナ侵攻を謝罪した上で「私はウクライナに謝罪し、即刻辞任いたします」「早く平和な世界になります様、心よりお祈り申し上げます」などとつづっている。結びは「令和五年元旦 ウラジーミル・プーチン」となっている。

ロシアのウクライナ侵攻から2月24日で1年となるが、ロシアが戦争終結に動く見通しはたっていない。年賀状は平和を願う内容になっているが、年賀状の差出人や、投函(とうかん)した真意は、分かっていない。いずれも特定の郵便局の消印が押され、日付は1月1日付だという。