今、世界の外科の潮流は、身体にメスを入れる範囲を極力小さくする方向に-。心臓外科も例外ではなく、この20年ほどの間で胸を切り開くキズはどんどん小さくなり、ロボット手術(ロボット支援下手術)によって、胸に1センチ程度の小さな穴を4つ開けるだけで手術。さらに、今はその穴は3つだけに進化しました。なぜ手術にロボットが-。
連載一覧
(30=最終回)これからも「心臓手術受けたのを忘れてしまう手術」を
(28)心臓ロボット手術なら1センチ程度の刺し傷が3つだけ 入院は1週間
(27)正しい情報は専門医に聞くのが一番 ロボット手術は高額ではない
(26)セカンドオピニオンを取るときに必ず聞くべき2つのことは…
(25)会社上場の準備中も僧帽弁形成術を行い手術後1週間で退院
(24)「身体に優しい手術」で1年後に「2人目の子が生まれました」と連絡
(23)実際に心臓ロボット手術を受けた患者さんのケースを紹介
(22)TAVIと手術のすみ分けをきちっとすべき、後悔のない選択を
(21)“身体に優しい”と人気のTAVIにもメリットとデメリット
(20)身体に負担が少なく入院期間も3~5日程度の「TAVI」
(17)心臓ロボット手術や小切開手術なら元の生活への復帰も早く
(15)なぜ僧帽弁形成術が保険適用なのか 第2の理由は「向いているから」
(10)1998年頃が最初も論文はなし…医療ロボットの有用性理解されず
(8)高解像度の3D画像を見ながら遠隔操作 人間の手ではできない動き
(7)心臓外科医の少なさが心臓ロボット手術ができる外科医増えない要因
(5)許可が出て心臓ロボット手術を行っている病院は27に増加
(4)保険適応によって、心臓ロボット手術を受ける患者の数が激増
(3)100例以上の心臓ロボット手術を行い、高度先進医療が認められた