さっぽろ雪まつりが4日、札幌市中心部の大通公園などで開幕する。新型コロナウイルスの影響で、昨年までオンラインのみだったが、今年は3年ぶりに会場を設けて開催される。まつりの主役の1つで、市民グループの人たちの手によって時代を反映した作品などが制作される「市民雪像」は、大通会場3丁目と同9丁目に計58基お目見えする。

今年は3丁目にヘルメットをかぶり、バットを手にしたエンゼルス大谷翔平が登場するほか、昨年10月1日に79歳で死去したアントニオ猪木さんの雪像も出現する。9丁目には昨季大流行したきつねダンスを踊るファイターズガールの雪像もつくられた。10日までの期間中、専用アプリから「市民雪像人気投票」が実施され、票数の多い上位3グループに次回の市民雪像参加資格などが与えられる。結果は11日午後3時30分に発表される。

10丁目には3月に開業する日本ハムのエスコンフィールド北海道と新庄剛志監督の大雪像が登場。73回目となる雪と氷の祭典は11日まで8日間開催される。実行委員会の担当者は「多くの方々にご来場していただけることを楽しみにしています」と期待した。【山崎純一】