神奈川県知事選(9日投開票)に出馬している現職の黒岩祐治知事(68)が6日、「文春オンライン」が報じた不倫報道について説明する記者会見を開いた。

黒岩氏は会見で「A子さんと11年間にわたり不倫関係であったのは事実であります。出会ったのは今から二十数年前で記憶があいまいなことがある」と説明。黒岩氏によると、知事選に立候補することになった12年前を振り返り「(不倫相手とは)あまりにも長いよくない関係なので、そろそろ清算をしたいなと思っていたのですが、なかなかうまくいきませんでした」と説明。その中で選挙戦に突入し「知事という立場になるという人間が不適切な関係を続けていることはよくないと思いまして、はっきりと私の口から申し上げました」と不倫相手に別れを告げたという。

黒岩氏は続けて、不倫相手について「ご理解いただけたものと思っていましたが、その年のクリスマスイブに妻宛てに私どものやりとりのメールをコピーしたものが送られてきた。妻は何も知らなかったもので大変な衝撃を受けました」と語った。その上で「私の軽率な行動により、A子さんを大変傷つけてしまったことに対して、心からおわび申し上げたい。それと同時に長年にわたって、私を支えてくれた妻を結果的に裏切ってきたこと、つらい思いをさせたことについて、申し訳ない気持ちでいっぱいであります。その時、生涯かけて償うということを約束して、結婚生活を続けることができました」と話した。

黒岩氏は9日投開票の神奈川県知事選に4選を目指して立候補をしており「県民の皆さんに大変な不快感を与えてしまった。がっかりさせてしまった」と頭を下げた。また、「真実の姿を見てもらい、審判を仰ぎたい」と述べ、撤退はしない方針を示した。