立憲民主党の泉健太代表は14日、会見で衆院憲法審査会のメンバーをサルに例えた発言で与野党から批判を浴びた小西洋之参院議員をめぐる対応に追われた。小西氏は3月29日、週1回の開催が定例化した衆院憲法審について「サルがやること」などと発言したことについて11日、党規約によって最も軽い「幹事長による注意」の措置となった。

小西氏の発言から約2週間を要した同措置について与野党から不十分とする声が相次いでいる。だが泉氏は「何を持って十分か、十分じゃないというのは人それぞれ。党の規約に基づき、それ以上の対処をさせていただいた」と反論した。

また国会内で立民と政策共闘する日本維新の会の馬場伸幸代表は一連の対応を批判し、立民との政策協議凍結を表明した。泉氏は「その党、その党の判断」などとしたが、「法案提出や政策協議は、早くできればいいと思っている」と協議再開を望んだ。