東京都の小池百合子知事は26日の定例会見で、公明党が自民党に対して今後東京での選挙協力を解消する方針を示したことへの見解を問われ「選挙での選挙協力は両党で判断する事項。コメントする立場にはない」と述べるにとどめた。

公明党は、東京都議会でも自民党との協力関係を解消する方針を示している。小池氏は「自民党さんも公明党さんも(これまで)都議会の議決で、違う採決の対応を示されたりしている。そのたびの判断をされると思うが、都民にとって何がプラスかを判断されると思う」「都議会議員として必要な対応をされるということは変わらないのではないか」と述べ、都議会の法案対応で両党が異なる対応をすることもあるとの認識を示した。

今後都議会では、小池氏と公明党の距離がより近まるとの見方が出ている。一方、小池氏が初当選した16年都知事選での禍根から、自民党は一時小池氏と激しく対立したが、今は是々非々の関係となっている。