国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)は1日、都内で理事会・定時総会を開き、ウエブも合わせると約300人が集まり、22年度の活動報告と23年度の活動計画などを議論した。また、新任の理事としてライフコーポレーションの岩崎高治社長が選任された。同社創業者の清水信次氏は生団連初代会長でもあり、昨年10月に96歳で亡くなったため、代表者変更として岩崎氏が理事に就任した。

ゼンショーホールディングス会長兼社長の小川賢太郎生団連会長は「内外課題は山積していますが、国民の生命、財産を守るベースキャンプの拠点としての生団連を、みなさんと一緒に強化していきたいと考えております。数は力なり。皆さん、もう1社ずつ推薦していただければ、倍になります。数は力なり。団結して良い政策、良い国にしましょうよ」と、積極的に提案し、政・官に対してもアクションしていく意欲を示した。

2011年12月に立ち上がった生団連は、消費者団体、NPOなど多様な組織が、生活者目線で一体となり国民的課題に取り組む国民団体。「国民の生活・生命を守る」という使命のもと、「わが国の持続的繁栄」を目指し、「有事における国民的危機への対応」を最重点課題とし、さらに(1)「国家財政の見える化」の実現(2)「生活者としての外国人」の受け入れ体制の構築(3)「エネルギー・原発問題」の国民議論の喚起(4)生団連災害支援スキームの構築(5)ジェンダー主流化の5つの課題を重点課題として取り組んでいる。