自民党の鈴木貴子衆院議員(37)は2日、初めての政治資金パーティーとなる「議員在職10周年 感謝の集い」を、都内のホテルで開いた。

2013年6月の初当選から当選4回を重ね、防衛政務官や外務副大臣などを歴任。現在は党副幹事長の1人として、茂木敏充幹事長のサポートに当たる立場となった。

会では、茂木氏のほか斎藤健法相や林芳正外相ら閣僚、党幹部、日本相撲協会の八角理事長らがあいさつ。地方公演のため欠席した歌手松山千春も、ビデオメッセージを寄せた。

父で日本維新の会の鈴木宗男参院議員も出席。貴子氏があいさつに立った際、宗男氏に「お父さん、宗男先生、ご登壇ください。いちばん慣れていないのが父親の役割ですが、お父さんとして謝辞をいただけますか」と呼びかけ、要請。宗男氏は「人間関係のありがたさに感謝している」と支援者に謝意を示した上で、「この世界は、20年やらないと1人前にならない。(勤続)20年からが政治家としての本舞台だ。鈴木宗男が見せることができなかった景色を、貴子には見させてほしいと思っている」と、政治家としてのさらなる成長を、娘に求めた。

貴子氏は「(宗男氏は)もしかしたら絶滅危惧種といわれる類いの政治家かもしれないが、この働く後ろ姿を見てきたからこそ、今(の自分)がある」と述べ、「言葉だけではなく仕事で、自らの働く後ろ姿を自分の子どもや若い世代に見せたい。働く姿の尊さ、正直に生きていれば必ず誰かが見ていてくれると信じてもらえるような生き方、政治家としての道をまい進していきたい」と訴えた。