日本維新の会の馬場伸幸代表は14日、国会内で行われた役員会で8日の参院法務委員会で入管難民法改正案の採決時の混乱について「久しぶりに参院で強行採決ごっこを見せていただいた」と改めて皮肉った。その上で立憲民主党を念頭に「立憲主義を標ぼうし、民主主義が大切だと、常日頃から主張しているみなさん方が暴力的な行動に出るというのは非常に遺憾」と採決に反対し、けが人が出る事態を生じさせた野党を批判した。「悔しければ、数を増やして数の力で対抗して行くのが民主主義。ああいった行動をされた皆さん方には猛省を促したい」と強調した。

入管難民法改正案の採決を巡っては、れいわ新選組の山本太郎代表が委員長席に飛びかかろうとした際にもみ合いとなり、自民党議員ら複数人にけがを負わせたとして懲罰動議が提出された。参院では3月に「除名」となった元参院議員のガーシー(東谷義和氏)容疑者以来、2人目で、国会会期中に2件の懲罰動議が提出されるのは異例。