阪神岡田彰布監督(65)の好物「パインアメ」を製造するパイン株式会社も、18年ぶりのアレを心待ちにしている。

岡田監督のパインアメ好きを知ったいきさつについて、同社広報室室長の井守真紀さんは「ファンの方からSNSで『岡田監督が食べてるよ』と伝えられ、MBSテレビ『せやねん!』のインタビューで『1試合で7~8個食べている』とおっしゃっているのを聞いて、間違いないと分かった」と語った。

同社では、同じくパインアメ好きの西武・栗山巧外野手が2000本安打を達成した際にパインアメを送ったり、コラボ商品を作った実績があったことから、「岡田監督にもお送りしなきゃ」と、7月末に200個入りを5袋を届けた。姉妹商品のオレンジアメや塩スポーツキャンディも同梱したが、監督から直接反応はなかったという。

ただ、これがニュースとなり、話題は沸騰。8月8日が「パインの日」、阪神百貨店での催事への出店や復刻缶の発売なども重なり、8月の売り上げは前年比2倍に。「一切お願いしてない」というのに、今もスーパーやコンビニでコーナーが作られており、宣伝効果は計り知れない。

アレに向け「同じ関西の企業ですし、カラーも一緒なので一緒に盛り上げていきたい」とエール。現時点でセールなどは決まっていないが、井守さんは「何かできたらいいなと話してます。パインアレとか面白い」と企画中だ。

7月の差し入れは手渡しできなかっただけに「直接お渡しする機会があれば」。アレを成し遂げた指揮官に直接会って、追加の差し入れをする日を楽しみにしている。【阪口孝志】