自民党の茂木敏充幹事長は26日、会見で同党の杉田水脈(みお)衆院議員が自身のブログでアイヌ民族をやゆする投稿をした問題で札幌法務局から20日、人権侵犯と認定され、党内でも次期衆院選で公認候補とすることが問題視されていることについて「公認候補者をどう選定するかについては、これまで通り候補者の資質などを踏まえ、選挙時に適切に判断していきたい」と言及を避けた。

杉田氏は2016年の国連会議参加者らの写真を巡って在日コリアンに対しても差別的な投稿を行ったことで写真を投稿された在日コリアン女性から大阪法務局に人権侵害を申し立てが行われるなど与野党から批判を浴びており、茂木氏は改めて「投稿については、本人がすでに撤回したと承知しているが、そのような投稿があったことは残念なこと」とした。