「外交の岸田」を自任する岸田文雄首相が、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を受けたコメントを公表するタイミングが遅いとする指摘が8日、SNS上に相次いだ。
首相は8日午後、自身の公式X(旧ツイッター)を更新。ハマスによるイスラエル攻撃で多数の死傷者が出ていることを受けて「昨日、ハマス等パレスチナ武装勢力が、ガザからイスラエルを攻撃しました。罪のない一般市民に多大な被害が出ており、我が国は、これを強く非難します」「御遺族に対し哀悼の意を表し、負傷者の方々に心からお見舞い申し上げます」と投稿した。続けて「多くの方々が誘拐されたと報じられており、これを強く非難するとともに、早期解放を強く求めます。また、ガザ地区においても多数の死傷者が出ていることを深刻に憂慮しており、全ての当事者に最大限の自制を求めます」とも投稿した。
ハマスによるイスラエルへの攻撃が報じられたのは日本時間の7日午後。外務省は同日夜、「強く非難する」とした小林麻紀外務報道官の談話を発表。8日午前には上川陽子外相も談話を発表した。また、バイデン米大統領は8日未明(日本時間)にコメントを発表し、ハマスの攻撃を非難。国連も安保理開催へ動くなど世界が注視する深刻な有事にもかかわらず、岸田首相のコメントが発表されたのが、発生から1日近く経過したタイミングだったこともあり、SNS上には「おwメガネ気がついた?」「やっぱり遅いですよね。やる気あるんでしょうか」「遅い遅い遅い」「今頃?」「やっと声明出したか!」「コメント遅い。日本は平和ボケしてると言われないようにしっかりしてください」など、批判的なコメントが相次いだ。
第2次安倍政権で、外相を戦後歴代2位となる1682日(連続・専任日数では最長)務め、外交には強い思い入れがあるとされる首相だけに、首相本人の反応の遅さに疑問の声が相次いだとみられる。

